未病ケアブランド100認定|沖縄の月桃が、更年期女性のウェルネス研究で注目
未病ケアブランド100認定|沖縄の月桃が、更年期女性のウェルネス研究で注目

 

“未病ケアブランド100認定”を受けました

沖縄の月桃が、
更年期女性の
ウェルネス研究で注目

沖縄で古くから親しまれてきた伝統植物「月桃(げっとう)」。

その香りが今、更年期女性の心と体に寄り添う植物として注目されています。

今回、「天然資源研究開発センター」による「沖縄月桃エッセンシャルオイル」が、「未病ケアブランド100認定」を受けました。

既存の科学文献において、月桃精油の香りに関する研究は、主に動物試験を中心に行われてきましたが、ヒトにおける研究はまだ限られていました。

今回の研究発表では、さらに一歩進み、更年期女性を対象としたヒト研究も紹介されています。

発表では、月桃精油の香りと嗅覚受容体との関係をはじめ、睡眠・気分・QOL(生活の質)への可能性、さらにフェムケアへの応用研究など、香りとウェルネスに関するさまざまな研究内容が紹介されました。

また、タイリン月桃・シマ月桃それぞれ異なる香り成分や特徴を持ち、リフレッシュ感、リラックス感、おしっこトラブルへの可能性など、香りによる新たなウェルネス研究としても注目されています。

本コラムでは、「未病」という考え方から、沖縄の植物文化、そして月桃研究から見えてきた新しいウェルネスの可能性まで、分かりやすくご紹介します。

 

 

 

ハートのアイコン 「未病」とは?

「未病(みびょう)」とは、健康と病気の間にある状態を指す考え方です。

まだ病気ではないものの、

  • なんとなく疲れやすい
  • 気分がすっきりしない
  • 睡眠や生活リズムが乱れがち
  • 年齢による変化を感じる

など、心や身体に小さな不調を感じている状態も、未病のひとつとされています。

近年では、病気になってから対処するのではなく、日々の生活の中で心身を整える“未病ケア”への関心が高まっています。

植物の香りや自然由来の素材を取り入れたセルフケアも、そのひとつとして注目されています。

 

 

ハートのアイコン 日本未病総合研究所と「未病ケアブランド100認定」

今回の認定を行ったのは、一般社団法人 日本未病総合研究所です。
日本未病総合研究所では、「健康」と「病気」の間にある“未病”という考え方をもとに、未病ケアにつながる研究・製品・取り組みを評価しています。

 

 

「未病ケアブランド100認定」では、

  • 未病ケアへの可能性
  • 研究背景や研究内容
  • SDGsや持続可能性
  • 地域資源の活用
  • 社会的な意義

など、さまざまな観点から取り組みが紹介・認定されています。

 

今回の研究発表では、「沖縄月桃エッセンシャルオイル」を通じて、沖縄の伝統植物「月桃」を活用した研究や取り組みが紹介されました。

研究発表は、天然資源研究開発センター共同代表であり、ヤング・リビングのAPAC(アジア太平洋)地域科学部門責任者を務める禹済泰(ウ・ゼテ)博士によって行われ、「月桃精油のヒト嗅覚受容体への作用と更年期女性の抑うつ症状の改善効果」をテーマに発表されました。

 

 

発表では、

  • 月桃精油の香りと嗅覚受容体との関係に関する研究
  • 更年期または閉経後の女性を対象とした研究
  • メンタルヘルスやQOL(生活の質)への可能性
  • 沖縄由来植物を活用した研究
  • SDGsに貢献する植物資源としての可能性

などが紹介されました。

 

認定内容の詳細は、日本未病総合研究所の公開ページでも紹介されています。

 

 

ハートのアイコン ヤング・リビングと天然資源研究開発センター

ヤング・リビングでは、沖縄の自然資源を活かした研究や地域連携にも力を入れています。

その研究活動の一環として設立されたのが、「天然資源研究開発センター」です。

天然資源研究開発センターでは、沖縄植物資源の可能性に着目し、地域素材を活かした研究や製品開発を進めています。

ドクター禹

禹済泰(ウ・ゼテ)博士

月桃をはじめとする沖縄植物の研究を中心となって進めているのが、天然資源研究開発センター共同代表であり、ヤング・リビングのAPAC(アジア太平洋)地域科学部門責任者を務める禹済泰(ウ・ゼテ)博士です。

禹博士は、中部大学大学院・応用生物学研究科教授でもあり、天然物化学や生理活性細胞科学を専門に、植物由来成分や香りに関する研究を長年続けています。

今回の月桃研究も、禹博士を中心に進められている研究活動のひとつです。

 

 

また、ヤング・リビングでは「沖縄やんばるファーム&蒸留所」を通じて、

  • 月桃の栽培
  • 蒸留
  • 研究
  • 地域連携
  • サステナブルな原料開発

までを一貫して取り組んでいます。

 

沖縄の豊かな自然環境の中で、植物資源の可能性を活かしながら、地域とともに未来へつなぐ取り組みを進めています。

 

 

ハートのアイコン 沖縄の伝統植物「月桃」に注目

今回の研究テーマとなった「月桃(げっとう)」は、沖縄で古くから親しまれてきた伝統植物のひとつです。

沖縄では、食や暮らし、香り文化の中に自然と取り入れられてきた植物であり、近年ではその香りや植物成分に関する研究も進められています。

ここからは、沖縄と月桃の関係、そして研究対象として注目されている理由についてご紹介します。

 

沖縄で親しまれてきた月桃

月桃は、沖縄や台湾などの亜熱帯地域に自生するショウガ科の植物です。

爽やかさの中にやさしい甘さを感じる独特の香りが特徴で、沖縄では古くから暮らしの中で活用されてきました。

例えば沖縄では、月桃の葉でお餅を包む「ムーチー(鬼餅)」という伝統文化があり、香りづけや保存性の観点からも月桃が使われてきました。

 

 

そのほかにも、

  • 月桃茶
  • アロマ
  • 蒸留水
  • 化粧品原料

など、さまざまな形で活用されています。

 

また、月桃は成長が早く、比較的農薬を必要とせず育つ植物であることから、近年ではサステナブルな植物資源としても注目されています。

 

 

沖縄の健康長寿と植物文化

沖縄は、世界の中でも100歳以上の人の割合が高く、健康長寿で知られる地域のひとつです。

特に、沖縄県北中城村の女性の平均寿命は、2005年・2010年・2015年の3期連続で日本一となったことでも知られています。

長寿地域

 

研究発表では、沖縄の100歳以上の方々に共通するライフスタイルとして、以下のような特徴が紹介されました。

 

 

食事・薬草文化

  1. 植物ベースの食事
  2. 大豆を多く食べる
  3. 薬草を食べる

身体活動

  1. 畑仕事
  2. 活動的であり続ける
  3. 日差しを浴びる

社会とのつながり

  1. もあい(模合)※2を維持する
  2. 生きがい
  3. 柔らかい態度

 

中でも特徴的なのが、薬草を日常的に食生活へ取り入れている点です。

 

発表では、月桃もまた、沖縄で古くから親しまれてきた植物※3のひとつとして紹介され、お茶や食品素材など、さまざまな形で暮らしの中に取り入れられてきたことが説明されました。

こうした沖縄の植物文化やライフスタイルは、“未病ケア”にもつながる考え方として注目されています。

 

※1 世界には、100歳以上の人の割合が高く、健康長寿で知られる“長寿地域”があります。
沖縄(日本)、サルデーニャ島(イタリア)、イカリア島(ギリシャ)、ニコヤ半島(コスタリカ)、ロマリンダ(アメリカ・カリフォルニア州)などが知られており、植物中心の食生活、日常的な身体活動、人とのつながり、生きがいを持つ暮らしなど、共通したライフスタイルが特徴とされています。

※2 もあい(模合)とは、沖縄で古くから続く、仲間同士で支え合うつながりやコミュニティ文化です。

※3 月桃と沖縄の健康長寿との関係については、ドイツ・ゲーテ大学医学部関連研究者らによる共同論文「Viewpoint: A contributory role of shell ginger for human longevity in Okinawa, Japan(2018)」でも報告されています。

 

 

2種類の月桃と香りの特徴

月桃には、主に

  • タイリン月桃
  • シマ月桃

の2種類があります。

それぞれ香りの特徴が異なり、沖縄では古くから親しまれてきました。

 

TAILIN
タイリン月桃

甘さを感じる華やかな香り
リフレッシュ感

SHIMA
シマ月桃

ややスパイシーで
落ち着きのある香り
リラックス感

 

研究発表では、2種類の月桃精油に含まれる香り成分についても比較が行われました。

 

2種類の月桃精油の
主な含有成分と含有率

Rank タイリン月桃タイリン月桃 シマ月桃シマ月桃
Compound Peak area % Compound Peak area %
1 Terpinen-4-ol 21.70 p-Cymene 19.25
2 1,8-Cineole 18.42 1,8-Cineole 15.50
3 γ-Terpinene 13.19 α-Pinene 10.48
4 Sabinene 11.63 Limonene 10.10
5 p-Cymene 7.00 Camphene 5.18
6 α-Thujene 3.87 β-Phellandrene 3.79
7 α-Terpinene 3.66 Camphor 3.52
8 β-Pinene 3.46 Humulene epoxide II 2.94
9 Limonene 1.89 Fenchone 2.24
10 Terpinolene 1.74 Methyl cinnamate 2.11
11 α-Pinene 1.69 Caryophyllene oxide 2.10
12 Camphene hydrate + β-Caryophyllene 1.51 Linalool 1.96
13 Myrcene 1.17 Myrcene 1.92
14 α-Terpineol 1.08 β-Pinene 1.87
15 Linalool 0.93 Cryptone 1.72
Total 92.97% Total 84.68%
天然資源研究開発センター

 

分析の結果、両方の月桃に共通して含まれていた主な成分は、

  • 1,8-シネオール (Cineole)
  • ミルセン(Myrcene)

などでした。

 

一方で、

  • p-シメン (Cymene)
  • β-ピネン (Pinene)
  • リモネン (Limonene)

など、一部の香り成分には含有量の違いも確認されています。

 

これまで、タイリン月桃はリフレッシュ感のある香り、シマ月桃はリラックス感のある香りとして親しまれてきました。

一方で、既存の科学文献において、月桃精油の吸入による作用に関する研究は、主に動物試験を中心に行われており、ヒトにおける研究はまだ限られていました。

 

月桃精油の多様な健康効果

生理作用 部位 投与法 対象
シワ改善や保湿作用、美白効果 ふりかけ 細胞試験
神経精神症状の行動変化 吸入 マウス
抗うつと抗精神病効果 腹腔内 マウス
抗不安作用 吸入 マウス
大動脈内皮細胞損傷と炎症の保護 胃内 マウス
脳卒中後の筋弛緩および鎮痙作用 塗布 ヒト
天然資源研究開発センター

 

今回の研究発表では、こうした月桃精油の香りについて、

  • 嗅覚受容体との関係
  • 更年期女性を対象としたヒト研究
  • メンタルヘルスやQOL(生活の質)への可能性

など、“人に近い形”で研究が行われている点が大きな特徴として紹介されています。

 

 

ハートのアイコン 月桃研究から見えてきた可能性

天然資源研究開発センター

 

 

天然資源研究開発センターでは、沖縄の伝統植物「月桃」に関する研究が継続的に行われています。

今回の発表では、月桃精油の香りや成分が、心身のウェルネスにどのように関わる可能性があるのかについて、多角的な研究結果が紹介されました。

ここからは、今回発表された主な研究の内容をご紹介します。

 

 

香りと嗅覚受容体の研究

私たちは普段、「良い香り」「落ち着く香り」と自然に感じていますが、実は香りを感じる仕組みは、科学的にも非常に精密です。

2004年度のノーベル医学生理学賞は、「匂いの受容体遺伝子の発見」と「嗅覚感覚の分子メカニズムの解明」に対して授与されました。

人の鼻の奥には、「嗅覚受容体(きゅうかくじゅようたい)」と呼ばれる“香りを感じ取るセンサー”が存在しています。

ヒトには約400種類もの嗅覚受容体があるとされ、それぞれ異なる香り成分に反応します。

 

例えば、

  • バラの香り
  • 梅の香り

などは、ひとつの成分だけでできているわけではありません。

複数の香り成分が、複数の嗅覚受容体を組み合わせて刺激することで、脳が「これはバラの香り」「これは梅の香り」と認識しています。

 

イメージとしては、たくさんの鍵穴(嗅覚受容体)に対して、香り成分という“鍵”が組み合わさって反応しているような仕組みです。

 

 

今回の研究では、月桃精油がどの嗅覚受容体に反応するのかを調べ、香りが人の心身へどのように働きかける可能性があるのかを研究しています。

研究では、タイリン月桃とシマ月桃、それぞれの香りに対して、どの嗅覚受容体が反応したかを比較しました。

その結果、タイリン月桃とシマ月桃では、反応する嗅覚受容体のパターンに違いがあることが確認されています。

さらに、反応性が高かった上位の嗅覚受容体を比較すると、両者で共通する受容体はほとんど確認されませんでした。

研究発表では、この違いについて、タイリン月桃とシマ月桃で香り成分の組成が異なることが関係している可能性があると説明されています。

これは、同じ“月桃”でも、種類によって香りの感じ方や身体への印象が異なる可能性を示す研究結果として紹介されました。

今回の研究では、こうした香りと嗅覚受容体との関係を分析することで、月桃精油が心身のウェルネスにどのように関わる可能性があるのかを、科学的視点から研究しています。

※ Linda B. Buck博士とRichard Axel博士による「嗅覚受容体遺伝子の発見と嗅覚システムの解明」に対して授与。

 

更年期女性を対象とした月桃研究

今回の研究では、更年期または閉経後の女性を対象に、月桃精油の香りによる変化について調査が行われました。

 

月桃精油の吸入試験概要

項目 内容
対象 更年期または閉経後の女性ボランティア40名
グループ
  • タイリン月桃グループ
  • シマ月桃グループ
方法 月桃精油を染み込ませたストーンの香りを吸入
吸入時間 1回10分・1日3回
期間 2週間
評価方法 QIDS-J(簡易抑うつ症状尺度)、設問調査、血液検査
調査内容 香りによる心身の変化を確認

 

研究の結果、2種類の月桃精油はいずれも、QIDS-J(簡易抑うつ症状尺度)の合計スコアに改善傾向が見られたことが報告されました。

また、それぞれ下記のような特徴も確認されています。

 

月桃の種類別に見られた改善傾向

月桃の種類 改善傾向が見られた項目
タイリン月桃 睡眠、食欲
シマ月桃 集中力、決断力、自分についての見方、一般的な興味、意欲、活動レベル

 

研究発表では、こうした違いについて、同じ月桃でも香り成分のバランスが異なることで、嗅覚受容体への反応に違いが生じている可能性があると考察されています。

また、血液検査ではコルチゾール※1濃度に大きな変化は見られず、安全性についても大きな問題は確認されませんでした※2

※1 コルチゾールとは、ストレスを感じたときに分泌されるホルモンのひとつで、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
※2 タイリン月桃・シマ月桃それぞれ1例に口腔内違和感が報告されたものの、研究発表では「安全性に特に問題はないと判断した」とされています。

 

フェムケア※1への可能性に関する研究

今回の研究では、更年期や閉経後の女性に多い「おしっこトラブル」に関する研究も紹介されました。

排尿トラブル

女性は、

  • 閉経による変化
  • 骨盤底筋のゆるみ
  • 尿道が短いという身体的特徴

などから、頻尿や尿意切迫感といった症状が起こりやすいとされています。

 

研究では、シマ月桃精油を用い、頻尿などの悩みを持つ女性を対象に、香り吸入による変化を調査しました。

 

シマ月桃精油の吸入試験概要

項目 内容
対象 頻尿などの悩みを持つ女性
使用精油 シマ月桃精油
方法 香りを吸入
吸入時間 1回10分
期間 2週間

 

研究の結果、下記の項目に改善傾向が見られたことが報告されています。

  • 日中おしっこ回数
  • 夜間おしっこ回数
  • 尿意切迫感
  • 切迫性尿失禁
  • QOL(生活の質)スコア
トイレ

また研究発表では、女性に多い「尿意切迫感」や「切迫性尿失禁」では改善傾向が見られた一方、男性の前立腺症状による尿意切迫感では改善が認められなかったことも紹介されました。

この結果から、研究発表では、シマ月桃精油が女性特有の悩みに寄り添う“フェムケア”への可能性を持つのではないかと考察されています。

さらに別の試験では、抑うつ症状に悩む女性を対象に、60分間の香り吸入前後を比較した結果、タイリン月桃精油によって、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の血中濃度低下が確認されたことも紹介されました。

 

研究発表では、これまでの研究結果を通じて、

  • 月桃精油の香り成分の違い
  • 嗅覚受容体への反応の違い
  • 人における感じ方や作用の違い

に関係が見られたことも紹介されています。

また発表では、

  • タイリン月桃:睡眠や食欲改善フェムケア
  • シマ月桃:気分やおしっこトラブル改善フェムケア

など、それぞれ異なる特徴が紹介されました。

 

さらに将来的には、2種類の月桃精油を組み合わせることで、それぞれの特徴を活かしたブレンド活用の可能性についても言及しました。

このように、香りによる嗅覚刺激へ着目した月桃研究は、女性の心身に寄り添う次世代フェムケアへの可能性としても期待されています。

 

※1 フェムケア(Femcare)とは、月経・更年期・女性特有の悩みなど、女性の心身の変化に寄り添うケアや取り組みを指す言葉です。

 

月桃に含まれる香り成分の研究

今回の研究では、月桃精油だけでなく、「月桃蒸留水(ハイドロソール)」に含まれる香り成分についても分析が行われました。

月桃蒸留水は、月桃の葉や茎を水蒸気蒸留する過程で得られる芳香蒸留水です。

蒸留によって、精油とともに植物由来の香り成分が抽出されます。

 

研究では、GC-MS(ガスクロマトグラフィー質量分析)という分析技術を用いて、月桃蒸留水に含まれる香り成分の解析が行われました。

 

その結果、月桃蒸留水には、

  • 1,8-シネオール (Cineole)
  • テルピネン-4-オール (Terpinen-4-ol)
  • α-テルピネオール (Terpineol)

などのテルペン類が含まれていることが確認されています。

これらの香り成分(テルペン類)は、食品・香料・化粧品など幅広い分野で活用されています。

研究発表では、特に下記の成分について紹介されました。

 

主な香り成分と健康効果

香り成分名 健康効果
1,8-シネオール(Cineole) 抗炎症、抗酸化、抗菌、気管支拡張、鎮痛など
テルピネン-4-オール
(Terpinen-4-ol)
抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗酸化、抗炎症など

 

また、1,8-シネオールについては、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息、気管支炎などへの応用可能性についても研究が進められている成分として紹介されました。

また研究発表では、月桃蒸留水を活用した保湿ケアについても紹介されました。

 

月桃蒸留水に加え、

  • PCA-Na(天然保湿因子)
  • ヒアルロン酸

などの保湿成分を組み合わせることで、水分を抱え込みながら肌のうるおいを保つ仕組みについても説明されています。

 

このように、今回の研究発表では、月桃精油だけでなく、蒸留水や植物由来素材まで含めた多面的な研究・活用が進められていることが紹介されました。

 

 

ハートのアイコン さいごに

今回の研究発表では、月桃精油の香り成分や嗅覚受容体との関係、更年期女性を対象とした研究など、香りとウェルネスに関するさまざまな研究が紹介されました。

発表では、アロマテラピー(芳香療法)が、心と体の両面から“なんとなくの不調”へアプローチする可能性についても紹介されています。

 

例えば、


心へのアプローチ

  • ストレス緩和・リラックス
  • 気分の落ち込みへのアプローチ
  • 自律神経バランスへの着目


体へのアプローチ

  • ホルモンバランスへの着目
  • 血行や冷えへのアプローチ
  • 筋肉の緊張緩和

 

など、香りを通じたセルフケアの可能性が紹介されました。

また今回の研究では、沖縄で古くから受け継がれてきた植物文化や、地域資源としての月桃の可能性にも改めて注目が集まりました。

 

ヤング・リビングと天然資源研究開発センターでは、沖縄やんばるファーム&蒸留所を通じて、植物の栽培・研究・蒸留・地域連携までを一貫して行いながら、沖縄植物資源の可能性を未来へつなぐ取り組みを続けています。

 

植物の香りを楽しむこと。
自然とともに暮らすこと。
そして、自分自身の心と体に目を向けること。

そうした日々のセルフケアも、
“未病ケア”につながる大切な一歩なのかもしれません。

 

今回の「未病ケアブランド100認定」は、月桃研究だけでなく、沖縄の自然・文化・植物資源と向き合いながら続けてきた取り組みそのものが評価されたものでもあります。

 

※ 本コラムで紹介している研究内容は、学会発表や研究報告に基づくものであり、製品の効果効能を示すものではありません。また、研究内容は発表時点の情報です。