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ヤング・リビングの研究:ラベンダーとミツバチの関係性についての研究発表

ヤング・リビングの研究
環境に優しい農法がミツバチの多様性を促します

ヤング・リビングは自社所有のユタ州モナのラベンダー農場において、送粉者(花粉を運んで受粉させる役割を持つ動物のことで蜂や蝶など)にとって負担の少ない農法を進めることがミツバチのコミュニティをより豊かにすることを明らかにしました。

エッセンシャルオイルのリーディングカンパニーであるヤング・リビングが、科学雑誌「ダイバーシティー」に発表した内容は、ユタ州モナのラベンダー農場において2022年5月から10月まで実施された、ラベンダーに飛来するミツバチに関する大規模調査についてです。

これは北アメリカでは初の試みで、この調査によってラベンダーがあらゆる種類のミツバチの生育に貢献していること、また、環境に優しい農法がミツバチの育成を大いに助長することが明らかになりました。

ヤング・リビングのシニアサイエンティストであるタイラー・ウィルソンは、環境保全への取り組み、持続可能な農業活動、そして責任ある製品開発についてこのように述べました。

 

「ヤング・リビングの農場は、農業と自然界の共存の証だと言えます。

ただ高品質な製品を作るということだけが私達の使命ではありません。

栽培法を確立すること、自然に敬意を払うこと、
そして現在私達が実践している優れた農法を更に発展させることも大切です」

 

送粉者の生態を支える為にラベンダーを植えることはたびたび推奨されていましたが、具体的にどの種類のミツバチがラベンターへ飛来するかという実態については、特に北米西部においては詳しく知られておらず、この研究が実態の解明に大きく貢献することとなりました。

研究の主な狙いは、モナ農場におけるミツバチの多様性について文書としてまとめ、農場の主力作物であるラベンダーに飛来するミツバチの種類を把握することでした。

緻密なサンプリング技術を駆使し、研究者はありとあらゆる場所で野生のミツバチを採集しました。

各データには、ミツバチの採集場所、採集日、および観察対象となった花などの詳細が記載されています。

 

 

主な調査結果

 

 

豊かな多様性

合計566匹、68種のミツバチが採集されました。
この数字は農場がミツバチの豊かな多様性を育む上で安住の地となっていることを表しています。

 

ラベンダーの役割

農場には数多くの花がありますが、その中でも特にラベンダーはミツバチを引き寄せる力があります。

栽培中のラベンダー畑からは149匹、32種のミツバチが採集されました。

 

環境に優しい農法の重要性

この研究は、あらゆる種類のミツバチの生育の助けになるという観点において、ヤング・リビングのような環境に優しい農法を実施している農場の重要性を明らかにしました。
具体的には、作物の多様化、農薬の非使用、土地保全、巣作りに必要なスペースの提供などが挙げられます。

 

オアシスとしての保全地

採集された68種のミツバチうち、29種が保全地域で見つかり、59種がヤング・リビングの農地で見つかりました。
これは、それぞれの地域のミツバチが多様なコミュニティを維持する上で重要な役割を果たしていることを示唆しています。
保全地区は、自然な生息地(人間の手が加えられておらず、原生林が豊富)を模倣するように設計されており、ミツバチの巣作りの場所として機能します。

 

花蜜と花粉の収集

ラベンダー農場で採集されたミツバチのほとんどは雄の個体でした(雄103匹、雌46匹)。

このデータは、ミツバチにとって、ラベンダー農場が単に花粉の収集に利用されているわけではなく、花蜜を収集するための重要な役割を果たしている可能性があることを示唆しています。

 

 

「私たちは新たな可能性を拓くために常に限界に挑戦する開拓者です」

と、ヤング・リビングのビジネスディベロップ部門のディレクターであり、先述した記事の共同執筆者であるジェイコブ・ヤングは述べています。

「私たちの研究は世界中の科学者の関心を集め、
彼らと協力してめざましい研究成果を上げる、
そんな可能性を秘めています。

特に、ミツバチがエッセンシャルオイルの品質に与える影響については謎が多く、
まだまだ研究の余地があります」

ヤング・リビングは、送粉者の研究やミツバチの行動に関する基礎データを提供することで、農地におけるミツバチの多様性と保全についてより深く理解をすることに努めています。

ラベンダーとミツバチの関係性の謎を解き明かすことで、我々は環境の持続可能性と生物多様性への貢献を進めていきたいと考えています。